本日の症例は、食道内に異物を認めたワンちゃんです。

来院前日より、食欲元気が低下し、たまに呼吸が荒くなる症状を呈したため来院。

来院時、元気なく精査を実施し、血液検査では炎症の数値がかなり高くなっており、胸部レントゲン検査を実施したところ、食道内に異物や腫瘤性病変をうたがう陰影を認める。

御家族の方に聴取したところ、体調が悪くなる前にササミジャーキーを丸呑みした可能性があり、大きさはレントゲン検査の陰影と一致。

 

そのまま全身麻酔下で内視鏡スコープを入れ、摘出を実施。

ササミジャーキーのようなものが食道内に詰まっており、摘出ができました。

食道は赤く炎症を起こしており、そのまま入院治療を実施し、経過は良好です。

ジャーキーや硬いのもなどオヤツをあげる際、皆さん気をつけましょう。

獣医師　田中