犬 胸腰部椎間板ヘルニア①
2026.03.24
本日の症例は胸腰部椎間板ヘルニアのため治療を行っているわんちゃんについてです。
胸腰部椎間板ヘルニアはわんちゃんの神経疾患のなかでも最も多く発生する病気です。
外部からの衝撃により椎間板が変形し、脊椎の中にある神経(脊髄)が圧迫されることで痛みや麻痺に繋がります。
今回は当院で行っている治療法についてご紹介いたします。
椎間板ヘルニアの治療はいくつかの治療方法を組み合わせて行います。
症状が軽度の場合炎症と痛みを抑えることで改善することがあります。症状が無くなっても再発を防ぐために運動制限や神経の回復を促すビタミン剤やサプリメント、鍼治療などを組み合わせて行います。

これは鍼治療を行っている写真です。
排尿障害や痛覚の消失など症状が重度の場合や再発を繰り返す場合には手術による外科的治療が用いられます。手術により脊髄を圧迫している椎間板物質を取り除くことが目的となります。様々な手術の方法があるため脊髄の圧迫の仕方により適した方法が選択されます。
他に内科および外科的治療の補助治療として再生医療(ADSC療法)を行っています。この治療は幹細胞を神経系細胞に分化させることによる神経機能の再生を目的としています。
ADSC療法の頻度や回数はその子の状態に合わせて変わりますので一度ご相談ください。
獣医師 團野
