習志野動物医療センター りょう動物病院

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report 症例報告

鼻腔内腺癌③

2020.12.31

前回に引き続き鼻腔内腺癌の症例です。

超音波乳化吸引を行ったあと、放射線治療を実施致しました。

放射線治療は、腫瘍の残存部分の治療や手術で摘出困難な腫瘍を縮小させる効果が期待できます。

放射線によりがん細胞の増殖を防ぎ、死滅させつつ、正常な細胞をできる限り温存して治療をおこないます。

副作用として正常な細胞まで放射線の影響を受けてしまう放射線障害のリスクがあるため、症例に応じて放射線治療の適応の判断や治療スケジュールを決定します。

放射線照射の様子です

 

 

 

 

 

 

今回の症例では超音波乳化吸引で残存した腫瘍細胞の増殖防止と死滅を期待して放射線治療を実施しています。

 

獣医師 後藤