習志野動物医療センター りょう動物病院

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report 症例報告

胃固定 

2021.04.30

今回の症例は7歳のフラットコーテッドレトリーバーです。

元々大型犬など胸の深い犬種は胃拡張胃捻転症候群という病気の好発犬種です。

胃拡張胃捻転症候群は胃が拡張して捻転を起こしてしまうことにより最悪の場合ショック状態に陥り死に至る緊急疾患です。

今回の症例は、脾臓に腫瘤が見つかったため脾臓の摘出を行いました。

脾臓の摘出を行うと脾臓のあったスペースが空くため胃拡張胃捻転症候群のリスクがあがります。

そのため、今回の症例では脾臓摘出術の後、予防的な胃固定を行いました。

胃固定は胃を腹壁に固定する手術で、胃固定を行うことで胃拡張胃捻転の発生リスクが大幅に減少します。

胃と腹壁を縫い留めます

 

 

 

 

 

 

獣医師 後藤