習志野動物医療センター りょう動物病院

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report 症例報告

循環器専門医診療

2017.12.14

本日は、昨日診察しました循環器特別診療について報告いたします。
ホームページに詳しく記載されているのですが、毎週第2、4火曜日に、
循環器の専門医の先生をお呼びして、予約診療をしていただいています。

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この子は、僧房弁閉鎖不全症という心臓の病気で、定期的に検査しております。
この病気は、心臓の弁や腱索とよばれる弁を支える糸のようなものが粘液変性を起こし、
僧房弁という弁が完全に閉まらなくなります。
それにより、血液が逆流を起こし、血液の流れが滞り、心臓に負担をかけます。

この心臓の負担が徐々に悪化していくと、
肺に水が貯まってしまう肺水腫を起こす危険性があります。

肺水腫を起こすことにより、肺での酸素の交換が上手くいかず、呼吸が荒くなってしまったり、
咳の症状がでてきたりなど、重篤な症状に発展してしまうこともあります。

早期の発見で、内科的にコントロールできるケースの方が多いので、
心臓で雑音がでてきてしまった場合、注意が必要です。