習志野動物医療センター りょう動物病院

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report 症例報告

子宮蓄膿症と乳腺腫瘍

2019.06.29

発情出血が持続しているとのことで、検査してみると、子宮蓄膿症でした。また、この症例は乳腺腫瘍も併発していました。

子宮蓄膿症は、発情後2-3ヶ月でおこりやすく、高齢の未避妊の雌では頻繁にみられます。

老齢、元気がない、水を頻繁に飲む、陰部から出血、等の症状が見られる場合は注意が必要です。

また、乳腺腫瘍は早期の避妊手術によって、発生率が下がると言われています。

どちらも、メス特有の疾患であり、普段の診察で比較的よく目にする疾患です。

 

今飼っている、わんちゃんねこちゃんの子どもを望まない場合は、ぜひ早期に避妊手術をしてあげてください。

 

この子は手術を無事に終えて、現在は元気に過ごしています。