習志野動物医療センター りょう動物病院

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report 症例報告

再生医療~幹細胞療法~

2020.11.16

本日は脂肪幹細胞療法についてです。

ポメラニアン13歳の男の子で慢性腎臓病を患っているわんちゃんに対して、脂肪幹細胞を用いた再生医療を実施しました。

同居のわんちゃんから小指の先ほどの少量の脂肪組織を採取し、その組織を処理する事で、脂肪幹細胞を分離します。

その細胞を培養、増殖させ、腎臓病を患っているわんちゃんに投与することで、抗炎症効果や腎臓の数値の改善、食欲などの生活の質の改善に寄与することを目的とした治療方法です。

下記が培養中の細胞を顕微鏡でのぞいた画面の写真です。

 

 

左が培養開始直後、右が培養4日目で細胞の増殖が確認できます。

 

 

 

動物の体には、さまざまな器官や臓器などに変化する(「分化するといいます」)細胞が存在します。

この細胞は幹細胞と呼ばれ、幹細胞療法とは、この細胞を体外で培養し、イヌやネコの体に戻してあげることで、失われた臓器や怪我の再生をうながす治療法です。

幹細胞療法について(クリックで紹介ページに移動します)

 

獣医師 古田