習志野動物医療センター りょう動物病院

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report 症例報告

誤飲

2020.05.30

先月にも報告しましたが、今回も誤飲について報告します。

今回は、家で遊んでいるとおもちゃのスーパーボールを飲み込んでしまったかもしれないとの事でご来院されたワンちゃんです。

スーパーボールで遊んでいて、口から出させるために、フードをあげたそうですが、誤って一緒に飲み込んでしまったかもとの事でした。

体調は全く問題なく、レントゲン検査を実施すると、胃の中には食事が沢山入っていた為、スーパーボールが胃内にあるかは不明。

時間をあけ、再度レントゲン検査、腹部超音波検査を実施すると超音波検査でスーパーボールを疑うような陰影を確認。

スーパーボールを誤飲してしまっている可能性が高いため、そのまま全身麻酔下で内視鏡を入れ異物除去を実施しました。

胃内を確認すると、スーパーボールを確認。

そのまま、内視鏡を用いて、胃内のスーパーボールを取り出すことが出来ました。

 

 

 

 

 

今回は、問題なく摘出できましたが、もし内視鏡検査で摘出できなければ、

胃を切開して取り除かなければいけないことになったかもしれません。

やはり、誤飲は比較的よくみかける症例なので、皆さんくれぐれも気をつけて下さい。

獣医師 田中