習志野動物医療センター りょう動物病院

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report 症例報告

眼瞼(まぶた)の腫瘤(できもの)

2020.04.02

眼瞼の腫瘤が原因で結膜炎をおこし眼脂の止まらないワンちゃんです。


 

 

根本的に解決するためには外科的に切除するのが一番です。

まず細胞診(針生検)を行いました。

何れの腫瘤も

マイボーム腺腫、皮脂腺腫の可能性が高く悪性所見は顕著ではありませんでした。

次にワンちゃん自身の検査です。

14歳で心雑音があるコでしたので血液検査、胸腹部レントゲン検査、腹部超音波検査に加え

循環器専門医による心エコー検査も術前検査として行いました。

全ての検査に置いて麻酔リスクは高くないと判断しました。

摘出後に病理組織検査を行いましたが全てマイボーム腺腫(良性腫瘍)と回答されました。

 

術後およそ2カ月の写真です。

毛も生えそろい眼瞼の変形もほとんど認められません。

獣医師 高橋