習志野動物医療センター りょう動物病院

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report 症例報告

熱中症

2017.12.20

本日は熱中症についてご紹介します。

本疾患は内因性の発熱物質への曝露や過剰な外気温の上昇、内因性の熱源(発作や筋肉の攣縮)によって
高体温状態になることである。

臨床症状としては過剰な浅速呼吸、虚脱、起立不能、嘔吐、下痢、痙攣、振戦などがあり、
身体所見としては高体温や粘膜の充血などが挙げられます。



治療としては体温を下げることがまず第一で状態によっては点滴や注射なども必要になってきますが、
体温を下げる場合は下げ過ぎて低体温状態にしないように注意することが大切です。

これからの時期は湿気が高く気温も上がってくるため、私達人間でも辛い季節になってきましたが、
動物たちは常に毛皮を着て生活しているようなものなので私達以上に注意して見てあげて下さい。