ならしの動物医療センター

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report 症例報告

皮膚のかさぶた 実は

2025.10.28

かさぶたが出来たとチワワちゃんが来院。

確かに胸の前にかさぶたがあります。

皮膚病でしょうか?

触ってみると胸の前が盛り上がっています。

胸にできたしこりが破れかさぶたになったようです。

細胞診をおこないます。

今回はFNAと呼ばれる方法で細胞を取りました。

FNAとはしこりに注射針を刺し注射器で吸引をかけ細胞をとる方法です。

しこりの大きさにもよりますがこれを数回行います。

何も吸い取れていないように見えても針先には細胞が採れていることが多いので

針の中身をスライドガラスに吹き付け、さらに引き延ばし乾燥させて標本を作ります。

 

今回の標本は乾燥しづらく油滴のようなものが残ったため脂肪腫の可能性が高いと思われます。

しかし良性の脂肪腫は悪性の腫瘍に比べ成長が緩やかなことが多くそのため自潰することはあまりありません。

今回のかさぶたが自壊によるものか、外傷などのよるものかはわかりませんが注意が必要です。

獣医師 高橋