ならしの動物医療センター

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report 症例報告

耳介腫瘤

2025.07.31

本日は耳介に腫瘤ができていた症例です。

この腫瘤は数年前からあり、徐々に大きくなってきました。以前から慢性的な外耳炎はあったのですが、腫瘤が徐々に大きくなってきてしまった為、耳の入り口をほとんど塞いでしまい、外耳炎症状が悪化。

点耳薬を使用してもすぐに汚れが溜まってしまい、炎症による痒みなども悪化したため、飼い主様とご相談の上、摘出手術を実施することになりました。

耳道腫瘤にも悪性腫瘤も存在いたしますが、今回の腫瘤は経過と肉眼所見から良性腫瘤の可能性が高いと判断。

 ←実際の耳介腫瘤がこちらの写真です。

元々耳の入り口にできており、腫瘤も根元も耳道の入口にありました。

 ←耳介の腫瘤を摘出している写真です。

摘出後、耳道も炎症がひどく腫れていた為、外耳道切開術も実施いたしました。

 ←耳道切除している写真です。

  ←手術後の写真です。

腫瘤は良性の腫瘤で、術後の経過も良好です。

獣医師 田中